『かわうそ会』の歩み

 1976年(昭和51年)秋、市主催の初心者水泳教室受講終了者が集まって"川獺会"が発足した。
会員数は二十数名であった。
 翌年5月三鷹市水泳連盟に正式加入し活動を開始、初めて夜の自主グループが誕生した。
 その後、書けない・読みにくい(読めない?)と言うことで"かわうそ会"と改める。
 以後水泳教室修了者が順次入会するなどして年々会員も増えてきた。当初は初心者だけのクラブで、
連盟の"お荷物"的存在が、泳力不足は顔と口でカバーして、今ではなくてはならない存在となっている。
 指導員の資格を持つ者や競技役員として活躍している者も多く、更には菊地理事長、大道競技部長など、
三鷹市水泳連盟で重要な役割を担っている。 
先だっての、記録会では、カワウソの顔が両面にあるグリーンキャップがプールで、場内を沸かしていた。
会の特徴は水の中だけでなく、春の花見・夏の島泳ぎ・秋のバーベキュー・冬の忘年会・正月の初泳ぎ・
初飲み会。その他にも随時一泊旅行・研修会、毎月最終回の練習後に行う"ふれあいデー"など、
老若男女・泳力の差も関係なしに、一生懸命に遊び仲間の輪を広げている。

会員の習性と練習日

 会員の大多数は"かわうそ"そのものの習性を発揮し夜行性であり、冬眠はしない。
 夜間練習をする男女混成のクラブで、その年齢層も中学生から熟年までとバラエティーに富んでいる。
夜間のクラブなので女性も職業を持っている人が多い。
 練習はクラス別にコーチの指導のもとで行われるが、その必要のない人の為にフリーコースも設けてある。

ニホンカワウソ(食肉目イタチ科)

 体長約60~80p、尾は上下に扁平で長く40〜50p。川岸、海岸などの穴に住み、夜間、川や海を泳いで
魚・貝・カニ・水鳥などを補食する。大正中期までは日本全土に棲息分布していたと考えられるが、最近は
四国・高知県を除いて絶滅した。現在は四万十川のごく一部に棲息する。昭和39年天然記念物に、翌40年
特別天然記念物に指定変更された。